こんにちは。らっこです。
2024/4/15(月)~4/21(日)の日程で『卓球 ITTFワールドカップ2024』が中国のマカオでスタートします。
約4年ぶりとなるシングルス戦によるワールドカップで、新しいプレーシステム導入が決まっています。
日本からは早田ひな・張本智和・伊藤美誠・張本美和・平野美宇・戸上隼輔・松島輝空の7名が出場予定です。
では、早速『ITTFワールドカップ2024』の概要や注目選手をチェックしましょう。
→毎日の結果速報・トーナメント表・アーカイブ動画情報はこちらのページで随時更新
目次
ITTFワールドカップ 2024ってどんな大会?
1980年にスタートしたITTF(国際卓球連盟)が主催する国際大会です。
個人戦(毎年)と団体戦(隔年)が行われており、2016年には日本選手で初めて平野美宇選手が優勝しました。
2021年以降は『WTTファイナルズ(2021年当時はWTTカップファイナル)』に移行。
2023年12月に新たな試みとして『ITTF混合団体ワールドカップ2023』が開催され、今回はシングルス戦が新しい試合方式で復活します。
ちなみに前回(2020年)のシングルス結果はこちらです。
【男子シングルス】
- 優勝 樊振東(中国)
- 準優勝 馬龍(中国)
- 第3位 張本智和
【女子シングルス】
- 優勝 陳夢(中国)
- 準優勝 孫穎莎(中国)
- 第3位 伊藤美誠
大会概要
正式名称:ITTFワールドカップ 2024
公式HP:ITTF Men’s and Women’s World Cup Macao 2024
主催:ITTF(国際卓球連盟)
開催地:中国・マカオ ギャラクシー アリーナ
開催期間:2024 年4月15日(月)~4月21日(日)
時差:日本の方が1時間進んでいる。
種目:男女シングルス
賞金総額: 1,000,000 米ドル
プレーシステム
ステージ1とステージ2の2ステージ制で、全ての選手がステージ1から出場する。
【ステージ1】
- 3人1組の16グループに分かれて総当たり戦
- 試合は全て4ゲームマッチ(結果は4-0、3-1、2-2のいずれか)
- 獲得ゲーム数により順位を決定
- 獲得ゲーム数が同じ場合は得失点差で順位を決定
【ステージ2】
- ステージ1のグループ1位選手によるトーナメント戦
- 試合は全て7ゲームマッチ
世界ランキングポイントについて
獲得する世界ランキングポイントはこちら
種目 | 優勝 | 2位 | BEST4 | BEST8 | BEST16 |
男子シングルス | 1500 | 1050 | 525 | 265 | 130 |
女子シングルス | 1500 | 1050 | 525 | 265 | 130 |
出場選手について
出場選手の選出方法
男女各48選手は以下の出場枠によって選出されます。
出場枠 | 枠数 | 獲得条件 |
①世界チャンピオン枠 | 1 | 『2023世界卓球選手権(個人戦)』のシングルス優勝者 男子 樊振東(中国) 女子 孫穎莎(中国) |
②U19 世界チャンピオン枠 | 1 | 『2023 ITTF世界ユース卓球選手権(U19)』のシングルス優勝者 男子 林詩棟(中国) 女子 蒯曼(中国) |
③大陸枠 | 20 | アフリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニア・南北アメリカの各大陸カップで準決勝以上に進出した選手 |
④世界ランキング枠 | 24 | ①~③で出場枠を獲得していない選手を世界ランキング順に選出 |
⑤開催国枠 | 最大2 | ①~④で開催国が出場枠を獲得していない場合、最大2名を選出 |
※最初の選出に使用するのは2024年第9週(2/27発表)の世界ランキング
※③でワールドカップ前の2024年に大陸カップが開催されていない場合、世界ランキングから選出
※⑤ですでに開催国が出場権を得ている場合、世界ランキングから選出
【協会参加人数上限】
協会とは、国・地域ごとに運営されている卓球協会のこと。(例:日本卓球協会)
今大会では、1つの協会から男女各4名の出場が上限ですが、①②の出場枠は含みません。
そのため、①および②で出場権を獲得した協会は最大6名が出場可能。
男子シングルス
出場資格のある選手を紹介します。(2024/3/30時点のエントリーリスト)
表のWRとは世界ランキングを意味し、2024年第10週(3/5発表)の順位を記載しています。
- 樊振東(ハン・シントウ/FAN Zhendong・中国)WR1
- 王楚欽(ワン・チューチン/WANG Chuqin ・中国)WR2
- 馬龍(マ・ロン/MA Long・中国)WR3
- 梁靖崑(リャン・ジンクン/LIANG Jingkun ・中国)WR5
- 林高遠(リン・コウエン/LIN Gaoyuan・中国)WR4
- フェリックス・ルブラン(Felix LEBRUN・フランス)WR6
- ウーゴ・カルデラノ(Hugo CALDERANO・ブラジル)WR7
- 林昀儒(リン・インジュ/LIN Yun-Ju・台湾)WR8
- 張本智和(智和企画)WR9
- 邱党(キュウ・ダン/Dang QIU・ドイツ )WR10
- 林詩棟(リン・シトン/LIN Shidong・中国)WR18
- クアドリ・アルナ(Quadri ARUNA ・ナイジェリア)WR11
- 張禹珍(チャン・ウジン/JANG Woojin・韓国 )WR12
- ダルコ・ヨルジッチ(Darko JORGIC・スロベニア)WR13
- トルルス・モーレゴード(Truls MOREGARD・スウェーデン)WR14
- アントン・カールバーグ(シェルベリ/Anton KALLBERG・スウェーデン)WR16
- 林鐘勳(イム・ジョンフン/LIM Jonghoon・韓国)WR17
- マルコス・フレイタス(Marcos FREITAS・ポルトガル)WR19
- アレクシス・ルブラン(Alexis LEBRUN・フランス)WR20
- オマール・アサール(Omar ASSAR・エジプト)WR22
- 戸上隼輔(井村屋グループ) WR23
- 李尚洙(イ・サンス/LEE Sangsu・韓国)WR26
- シモン・ゴジ(Simon GAUZY・フランス)WR27
- ジョナサン・グロート(GROTH Jonathan・デンマーク)WR28
- アンダース・リンド(LIND Anders・デンマーク)WR30
- 高承睿(KAO Cheng-Jui・台湾)WR31
- 松島輝空(木下グループ) WR32
- 安宰賢(アン・ジェヒョン/AN Jaehyun・韓国)WR37
- ニコラス・ラム(Nicholas LUM・オーストラリア)WR34
- 荘智淵(CHUANG Chih-Yuan ・台湾)WR35
- Edward LY(カナダ)WR36
- 黄鎮廷(ウォン・チュンティン/WONG Chun Ting・香港)WR38
- Aditya SAREEN (オーストラリア)WR39
- キリル・ゲラシメンコ(Kirill GERASSIMENKO・カザフスタン)WR40
- ジョアン・ジェラルド(GERALDO Joao・ポルトガル)WR41
- ティアゴ・アポローニャ(APOLONIA Tiago・ポルトガル)
- ベネディクト・デューダ(Benedikt DUDA・ドイツ) ※追加
- トミスラブ・プツァル(PUCAR Tomislav・クロアチア)
- クリスチャン・カールソン(Kristian KARLSSON・スウェーデン)
- Nicolas BURGOS(チリ)WR51
- Finn LUU(オーストラリア)WR52
- Ahmed SALEH(エジプト)WR53
- Mohamed EL-BEIALI(エジプト)WR62
- Daniel GONZALEZ(プエルトリコ)WR86
- Alberto MINO(エクアドル)WR90
- アンドレイ・ガチーナ(Andrej GACINA・クロアチア) ※追加
- ノシャド・アラミヤン(Noshad ALAMIYAN・イラン) ※追加
- アイザック・クエック(Izaac QUEK・シンガポール) ※追加
【出場キャンセルした選手】
選手名 | 備考 |
ドミトリ・オフチャロフ(Dimitrij OVTCHAROV・ドイツ)WR15 | |
マティアス・ファルク(Mattias FALCK・スウェーデン)WR21 | |
パトリック・フランチスカ(Patrick FRANZISKA ・ドイツ)WR25 | |
リアム・ピッチフォード(Liam PITCHFORD・イングランド)WR29 | |
ティモ・ボル(Timo BOLL ・ドイツ)WR43 | |
ルーウェン・フィルス(Ruwen FILUS・ドイツ) | |
Ocean BELROSE(タヒチ)WR109 |
女子シングルス
出場資格のある選手を紹介します。(2024/3/30時点のエントリーリスト)
表のWRとは世界ランキングを意味し、2024年第10週(3/5発表)の順位を記載しています。
- 孫穎莎(ソン・エイサ/SUN Yingsha ・中国)WR1
- 陳夢(チェン・ムン/CHEN Meng・中国)WR2
- 王艺迪(ワン・イーディ/WANG Yidi・中国)WR4
- 王曼昱(ワン・マンユ/WANG Manyu・中国)WR3
- 早田ひな(日本生命)WR5
- 陳幸同(チェン シントン/CHEN Xingtong ・中国)WR6
- 申裕斌(シン・ユビン/SHIN Yubin・韓国)WR7
- 鄭怡静(チェン・イーチン/CHENG I-Ching・台湾)WR15
- アドリアーナ・ディアス(Adriana DIAZ ・プエルトリコ)WR9
- ベルナデッテ・スッチ(Bernadette SZOCS ・ルーマニア)WR10
- 伊藤美誠(スターツ)WR12
- 張本美和(木下グループ)WR17
- チュ・チョンヒ(JOO Cheonhui・韓国)WR14
- 平野美宇(木下グループ)WR18
- ニナ・ミッテルハム(Nina MITTELHAM ・ドイツ)WR16
- ジア ナン・ユアン(Jia Nan YUAN・フランス)WR19
- ブルーナ・タカハシ(Bruna TAKAHASHI ・ブラジル)WR21
- 田志希(チョン・ジヒ/JEON Jihee・韓国)WR22
- 蒯曼(クアイ・マン/KUAI Man・中国)WR23
- ソフィア・ポルカノバ(Sofia POLCANOVA ・オーストリア)WR25
- リンダ・ベルグストローム(Linda BERGSTROM・スウェーデン)WR29
- ハナ・ゴーダ(Hana GODA・エジプト)WR30
- エリザベタ・サマラ(Elizabeta SAMARA・ルーマニア)WR33
- プリティカ・パバド(PAVADE Prithika・フランス)WR31
- リリー・チャン(Lily ZHANG・アメリカ)WR32
- エイミー・ワン(Amy WANG・アメリカ)WR34
- シャン・シャオナ(Xiaona SHAN ・ドイツ)WR35
- マニカ・バトラ(Manika BATRA・インド)WR36
- オラワン・パラナン(Orawan PARANANG・タイ)WR38
- キム・ナヨン(KIM Nayeong・韓国)WR37
- スターシニー・サウェッタブート(Suthasini SAWETTABUT・タイ)WR44
- 陳思羽(チェン・ズーユ/CHEN Szu-Yu ・台湾)WR45
- 杜凱琹(ドー・ホイカン/DOO Hoi Kem・香港)WR43
- アディナ・ディアコヌ(DIACONU Adina・ルーマニア)WR47
- 朱成竹(ZHU Chengzhu・香港)WR46
- ナタリア・バジョール(BAJOR Natalia・ポーランド)WR49
- アクラ(Sreeja AKULA・インド)WR50
- サビーネ・ウィンター(Sabine WINTER・ドイツ)WR51
- フ・ユ(Fu YU・ポルトガル)
- 劉昱昕(LIU Hsing-Yin・台湾)
- ゼン・ジャン(ZENG Jian/シンガポール)
- マリアム・アルホダビー(Mariam ALHODABY エジプト)WR66
- チャン・モー(Mo ZHANG・カナダ)WR68
- ヨウスラ・ヘルミー(Yousra HELMY・エジプト)WR76
- Sarah HANFFOU(カメルーン)WR81
- Jian Fang LAY(オーストラリア)WR86
- Michelle BROMLEY(オーストラリア)WR101
- Jocelyn LAM(ニュージーランド)WR102
【出場辞退した選手】
選手名 | 備考 |
ハン・イン(Ying HAN・ドイツ)WR11 | |
ディナ・メシュレフ(Dina MESHREF・エジプト)WR26 | |
Zhehan Joanna YANG(ニュージーランド)WR103 |
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試合スケジュール
海外での試合で気になるのが時差ですが、日本はマカオ(中国)より1時間進んでいます。
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日程 | 男子シングルス | 女子シングルス |
4/15(月) | 第1ステージ:第1試合 | 第1ステージ:第1試合 |
4/16(火) | 第1ステージ:第2試合 | 第1ステージ:第2試合 |
4/17(水) | 第1ステージ:第3試合 | 第1ステージ:第3試合 |
4/18(木) | 第2ステージ:1回戦 | 第2ステージ:1回戦 |
4/19(金) | 第2ステージ:準々決勝 | 第2ステージ:準々決勝 |
4/20(土) | 第2ステージ:準決勝 | 第2ステージ:準決勝 |
4/21(日) | 第2ステージ:決勝 | 第2ステージ:決勝 |
テレビ・ネットでの放映情報
『ITTFワールドカップ 2024』の試合はライブ配信で観戦できます。
Live配信
ITTFWorld:配信あり
テレビ東京 卓球チャンネル:配信あり
※日本の場合、テレ東が放映権をもっているtableは同時刻にITTFの生配信は見られなくなります。
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