こんにちは。らっこです。
2025年1月28日(火)に2025年第5週の世界ランキングが発表されました。
では、早速今週の注目選手のニュースとランキングをチェックしましょう。
🔽前週2025年第4週のランキングはこちら
卓球 世界ランキング 2025年第4週:若手選手が続々とキャリア最高を更新
目次
2025年第5週の世界ランキングから注目選手を紹介
WTT公式HPのニュース記事は英語なので、簡単に日本語でまとめておきます。
原文はこちら『The Battle For World No.1』
ITTF卓球世界ランキングは、数字がその物語を語っています。
男子シングルスでは、世界ランキング1位の王楚欽(中国)が、林詩棟(中国)にわずか992ポイント差でリード。
一方、女子シングルスでは、世界1位の孫穎莎(中国)が、王曼昱(中国)に950ポイント差でトップに立っています。
『シンガポールスマッシュ2025』を控えた今、この年初のWTTグランドスマッシュ大会がランキング争いを大きく揺さぶる可能性があります。
男子シングルス:王楚欽 vs 林詩棟
7367ポイントを持つ王楚欽(中国)は、ランキング1位の座を守り続けています。
『シンガポールスマッシュ2024』『サウジスマッシュ2024』のタイトルに加え、『WTTファイナルズ福岡2024』ではファイナルズ3連覇を達成した昨シーズンの実績は圧倒的でした。
まさに「王者」と呼ぶにふさわしい存在です。
一方、6375ポイントで2位につけるのは林詩棟(中国)。
2024年後半の爆発的な活躍で一気に注目を浴びました。
『シンガポールスマッシュ2024』ではわずか175ポイントの獲得にとどまりましたが、その後の5つのWTTシリーズシングルスタイトル、特に『中国スマッシュ2024』での優勝が、彼を「王者の脅威」として押し上げました。
今回の『シンガポールスマッシュ2025』では、ランキング1位奪取を狙います。
林詩棟のコメント
「2024年は私にとって非常に重要な年でした。そして2025年のスタートを切るシンガポールスマッシュでもっと成長し、改善していきたいです。次の大会やトレーニングに集中し、一歩一歩前進していきます。」
女子シングルス:孫穎莎 vs. 王曼昱
王曼昱(中国)は現在8700ポイントで、初の世界ランキング1位を目指しています。
2024年の締めくくりとなる『WTTファイナルズ福岡2024』で優勝という勢いを引っさげ、2025年に挑みます。
シンガポールは、彼女が2024年に快進撃をスタートさせた地でもあり、2000ポイントの防衛が重要な意味を持ちます。
王曼昱のコメント
「シンガポールに昨年のチャンピオンとして戻ってくるのは特別なことです。昨年の優勝は素晴らしいものでしたが、試合は毎回新しいスタートです。この最高峰の舞台で、1試合ごとに集中してベストを尽くしたいと思います。」
ランキングトップの孫穎莎は、9650ポイントでその地位を揺るぎないものとしています。
昨シーズンは、『中国スマッシュ2024』を含む4つのWTTシリーズシングルスタイトルを獲得。
『シンガポールスマッシュ2024』では準々決勝敗退でわずか350ポイントの防衛のみ。
彼女にとって、この大会は1位の座をさらに堅固にする絶好の機会です。
シンガポールスマッシュ2025の見どころ
2025年は4つのWTTグランドスマッシュ大会が開催される歴史的な年です。
『シンガポールスマッシュ2024』に続き、7月にはラスベガスで『アメリカスマッシュ』、8月にはスウェーデンで『ヨーロッパスマッシュ』が初登場。
そして9月には『中国スマッシュ』で締めくくられます。
トップ争いがこれほど僅差で進む中、各大会ごとにランキングが大きく動く可能性があります。
しかし、まずはシンガポールが、もしかすると新しい世界ランキング1位の誕生の地となるかもしれません。
2025年第4週の世界ランキング
男子シングルス
【1位~20位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 王楚欽(ワン・チューチン/WANG Chuqin ・中国) | 7367 |
2 | – | 林詩棟(リン・シトン/LIN Shidong・中国) | 6375 |
3 | – | 張本智和(日本) | 4725 |
4 | +1 | 梁靖崑(リャン・ジンクン/LIANG Jingkun ・中国) | 4025 |
5 | −1 | フェリックス・ルブラン(Felix LEBRUN・フランス) | 3787 |
6 | – | ウーゴ・カルデラノ(Hugo CALDERANO・ブラジル) | 3775 |
7 | – | トルルス・モーレゴード(Truls MOREGARD・スウェーデン) | 3155 |
8 | – | パトリック・フランチスカ(Patrick FRANZISKA ・ドイツ) | 2575 |
9 | – | 林高遠(リン・コウエン/LIN Gaoyuan・中国) | 2415 |
10 | – | 邱党(キュウ・ダン/Dang QIU・ドイツ ) | 2300 |
11 | – | ダルコ・ヨルジッチ(Darko JORGIC・スロベニア) | 2170 |
12 | – | 林昀儒(リン・インジュ/LIN Yun-Ju・台湾) | 1960 |
13 | – | 張禹珍(チャン・ウジン/JANG Woojin・韓国 ) | 1956 |
14 | – | アレクシス・ルブラン(Alexis LEBRUN・フランス) | 1853 |
15 | – | ベネディクト・ドゥダ(Benedikt DUDA・ドイツ) | 1675 |
16 | – | アントン・シェルベリ(Anton KALLBERG・スウェーデン) | 1600 |
17 | +1 | ジョナサン・グロート(GROTH Jonathan・デンマーク) | 1413 |
18 | +1 | オマール・アサール(Omar ASSAR・エジプト) | 1408 |
19 | −2 | ドミトリ・オフチャロフ(Dimitrij OVTCHAROV・ドイツ) | 1300 |
20 | – | クアドリ・アルナ(Quadri ARUNA ・ナイジェリア) | 1290 |
【日本選手の順位(100位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
3 | – | 張本智和 | 4725 |
23 | – | 戸上隼輔 | 1150 |
26 | – | 篠塚大登 | 939 |
29 | +1 | 宇田幸矢 | 848 |
30 | +1 | 松島輝空 | 830 |
37 | – | 吉村真晴 | 645 |
43 | – | 田中佑汰 | 578 |
90 | +1 | 及川瑞基 | 247 |
女子シングルス
【1位~20位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 孫穎莎(ソン・エイサ/SUN Yingsha ・中国) | 9650 |
2 | – | 王曼昱(ワン・マンユ/WANG Manyu・中国) | 8700 |
3 | – | 王艺迪(ワン・イーディ/WANG Yidi・中国) | 5005 |
4 | – | 陳幸同(チェン シントン/CHEN Xingtong ・中国) | 3725 |
5 | – | 早⽥ひな(日本生命) | 3363 |
6 | – | 張本美和(木下グループ) | 3305 |
7 | – | 大藤沙月(ミキハウス) | 2533 |
8 | +2 | 伊藤美誠(スターツ) | 2190 |
9 | – | 申裕斌(シン・ユビン/SHIN Yubin・韓国) | 2125 |
10 | +1 | 銭天一(QIAN Tianyi・中国) | 1945 |
11 | −3 | 鄭怡静(チェン・イーチン/CHENG I-Ching・台湾) | 1870 |
12 | – | 平野美宇(木下グループ) | 1753 |
13 | – | ベルナデッテ・スッチ(Bernadette SZOCS ・ルーマニア) | 1640 |
14 | – | ソフィア・ポルカノバ(Sofia POLCANOVA ・オーストリア) | 1610 |
15 | – | 蒯曼(クアイ・マン/KUAI Man・中国) | 1505 |
16 | – | アドリアーナ・ディアス(Adriana DIAZ ・プエルトリコ) | 1415 |
17 | – | 木原美悠 (木下グループ) | 1245 |
18 | – | 石洵瑤(シー・シュンヤオ/Shi Xunyao・中国) | 1175 |
19 | – | ジア ナン・ユアン(Jia Nan YUAN・フランス) | 1175 |
20 | – | プリティカ・パバド(PAVADE Prithika・フランス) | 1162 |
【日本選手の順位(100位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
5 | – | 早⽥ひな(日本生命) | 3363 |
6 | – | 張本美和(木下グループ) | 3305 |
7 | – | 大藤沙月(ミキハウス) | 2533 |
8 | +2 | 伊藤美誠(スターツ) | 2190 |
12 | – | 平野美宇(木下グループ) | 1753 |
17 | – | 木原美悠 (木下グループ) | 1245 |
22 | – | 長﨑美柚(木下グループ) | 1125 |
31 | +2 | 橋本帆乃香(ミキハウス) | 830 |
35 | +3 | 横井咲桜(ミキハウス) | 758 |
41 | +1 | 森さくら(日本生命) | 645 |
75 | +1 | 佐藤瞳(ミキハウス) | 360 |
98 | – | 笹尾明日香(日本生命) | 241 |
男子ダブルス
【1位~10位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン(フランス) | 3750 |
2 | – | 戸上隼輔/篠塚大登(日本) | 3434 |
3 | – | 王楚琴/梁靖崑(中国) | 2280 |
4 | – | 張本智和/松島輝空(日本) | 2105 |
5 | – | Florian BOURRASSAUD/Esteban DORR(フランス) | 1610 |
6 | – | 林高遠/林詩棟(中国) | 1590 |
7 | – | コーエン・パン/アイザック・クエック(シンガポール) | 1575 |
8 | – | 向鵬/袁励岑(中国) | 1555 |
9 | – | クリスチャン・カールソン/アントン・シェルベリ(スウェーデン) | 1300 |
10 | – | マナフ・タッカー/シャー(インド) | 1215 |
【日本選手の順位(100位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
2 | – | 戸上隼輔/篠塚大登 | 3434 |
4 | – | 張本智和/松島輝空 | 2105 |
70 | +2 | 松島輝空/オ・ジュンソン(韓国) | 175 |
78 | +2 | 横谷晟/濵田一輝 | 150 |
88 | +2 | 吉村真晴/宇田幸矢 | 125 |
女子ダブルス
【1位~10位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 大藤沙月/横井咲桜 | 4045 |
2- | – | 佐藤瞳/橋本帆乃香 | 2980 |
3 | +1 | 陳幸同/銭天一(中国) | 2525 |
4 | −1 | チョン・ジヒ/シン・ユビン(韓国) | 2360 |
5 | – | 鄭怡静/李昱諄(台湾) | 2210 |
6 | – | ハナ・マテロワ/バルボラ・バラージョバー(チェコ/スロバキア) | 1600 |
7 | – | 孫穎莎/王艺迪(中国) | 1500 |
8 | – | 長﨑美柚/木原美悠 | 1265 |
9 | – | 朱成竹/呉詠琳(香港) | 1180 |
10 | – | ナタリア・バジョール/タチアナ・ククルコバー(ポーランド/スロバキア) | 1129 |
【日本選手の順位(100位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 大藤沙月/横井咲桜 | 3778 |
2 | – | 佐藤瞳/橋本帆乃香 | 2980 |
8 | – | 長﨑美柚/木原美悠 | 1265 |
11 | +1 | 長﨑美柚/キム・ナヨン(韓国) | 875 |
15 | – | 木原美悠 /張本美和 | 735 |
20 | – | 木原美悠 /チュ・チョンヒ(韓国) | 700 |
38 | +1 | 長﨑美柚/森さくら | 404 |
77 | +5 | 横井咲桜/青木咲智 | 150 |
89 | +4 | 上澤杏音/小塩悠菜 | 125 |
95 | +4 | 面手凛/髙森愛央 | 115 |
混合ダブルス
【1位~10位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 王楚琴/孫穎莎(中国) | 6140 |
2 | – | イム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国) | 3880 |
3 | – | 林詩棟/蒯曼(中国) | 3848 |
4 | – | 張本智和/早田ひな | 3690 |
5 | – | 黄鎮廷/杜凱琹(香港) | 3485 |
6 | +1 | クリスチャン・カールソン/クリスティナ・カールバーグ(スウェーデン) | 2400 |
7 | −1 | アルバロ・ロブレス/シャオ・マリア(スペイン) | 2180 |
8 | – | 林高遠/王艺迪(中国) | 1770 |
9 | – | リ・ジョンシク/キム・クムヨン(北朝鮮) | 1750 |
10 | – | オビディウ・イオネスク/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア) | 1509 |
【日本選手の順位(100位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
4 | – | 張本智和/早田ひな | 3690 |
14 | +1 | 松島輝空/張本美和 | 844 |
20 | – | 田中佑汰/長﨑美柚 | 625 |
90 | +1 | 吉村真晴/大藤沙月 | 119 |
チーム男子(1月度)
【1位~10位】
順位 | チーム(国) | 獲得ポイント |
1 | 中国 | 6500 |
2 | フランス | 4920 |
3 | スウェーデン | 4436 |
4 | ドイツ | 4294 |
5 | 日本 | 4018 |
6 | 韓国 | 3880 |
7 | 台湾 | 3786 |
8 | デンマーク | 3004 |
9 | ブラジル | 2908 |
10 | ポルトガル | 2752 |
チーム女子(1月度)
【1位~10位】
順位 | チーム(国) | 獲得ポイント |
1 | 中国 | 6500 |
2 | 日本 | 5600 |
3 | 韓国 | 4534 |
4 | フランス | 3890 |
5 | 台湾 | 3812 |
6 | ドイツ | 3722 |
7 | ルーマニア | 3654 |
8 | 香港 | 3418 |
9 | エジプト | 3160 |
10 | インド | 3088 |
ユース男子シングルス
【1位~10位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | フェリックス・ルブラン(Felix LEBRUN・フランス) | 20685 |
2 | – | CHANG Yu-An(台湾) | 7895 |
3 | – | オ・ジュンソン(OH Junsung・韓国) | 6645 |
4 | – | 坂井雄飛 | 6420 |
5 | – | フラビアン・コトン(Flavien Coton・フランス) | 5685 |
6 | – | SUN Yang(中国) | 5025 |
7 | – | 温瑞博(ウェンルイボー/WEN Ruibo・中国) | 4950 |
8 | – | LI Hechen(中国) | 4900 |
9 | – | Alan KURMANGALIYEV(カザフスタン) | 4675 |
10 | +1 | 松島輝空 | 4570 |
【日本選手の順位(50位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
4 | – | 坂井雄飛 | 6420 |
10 | +1 | 松島輝空 | 4570 |
30 | – | 吉山和希 | 3265 |
32 | – | 川上流星 | 2945 |
ユース女子シングルス
【1位~10位】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 張本美和 | 18900 |
2 | – | ハナ・ゴーダ(Hana GODA・エジプト) | 7230 |
3 | +6 | CHENG Pusyuan(台湾) | 6555 |
4 | +2 | QIN Yuxuan(中国) | 6090 |
5 | −2 | YOO Yerin(韓国) | 6040 |
6 | −2 | 面手凛 | 6020 |
7 | −2 | アネット・カウフマン(Annett Kaufmann・ドイツ) | 5530 |
8 | +9 | Leana HOCHART(フランス) | 5075 |
9 | +15 | Mia GRIESEL(ドイツ) | 4805 |
10 | +5 | WU Jia-En(台湾) | 4780 |
【日本選手の順位(50位まで)】
順位 | 変動 | 選手名 | 獲得ポイント |
1 | – | 張本美和 | 18900 |
6 | – | 面手凛 | 6020 |
14 | – | 小塩悠菜 | 4275 |
37 | – | 髙森愛央 | 2325 |
まとめ:全日本が終わり国際大会へ
日本ではこの1週間で『全日本卓球選手権』が終了しました。
全日本に向けて1月初旬の国際大会を欠場していた選手が国際大会へ帰ってくるので、世界ランキングにも変動がおきそうですね。
大型大会の『シンガポールスマッシュ2025』は中国代表選手も出場するので、2025年の最初にどんな戦いになるか楽しみですね!
🔽次回の国際大会はこちら
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