卓球 世界ランキング 2024年第32週:パリオリンピックで活躍した選手がランクアップ

こんにちは。らっこです。

2024年8月6日(火)に2024年第32週の世界ランキングが発表されました。

この1週間にあった国際大会はこちら

7月27日(土)から始まったパリオリンピック。

卓球は『混合ダブルス』『男子シングルス』『女子シングルス』が終了しており、ランキングも大きく変動しています。

では、早速今週の注目選手のニュースとランキングをチェックしましょう。

 

2024年第32週の世界ランキングから注目選手を紹介

WTT公式HPのニュース記事は英語なので、簡単に日本語でまとめておきます。

原文はこちら→『Truls Takes Silver Bullet Back To Top 10

ランキングの変動が大きかった週ですが、中でも大きくランクアップした選手を紹介します。

 

トルルス・モーレゴード(スウェーデン):男子 10位(+16)

トルルス・モーレゴード:WTT公式HPより引用

 

トルルス・モーレゴード(Truls MOREGARD)は、オリンピックで銀メダルを獲得するという魔法のような1週間を経た第32週に16位ランクアップ!

1年以上ぶりにTOP10に返り咲きました。

彼は予想を覆して世界ランク1位の王楚欽(中国)や第4シードのウーゴ・カルデラノ(ブラジル)を破り、スウェーデン卓球界が待ち望んだ24年ぶりのメダルを獲得しました。

世界中の何百万人という観客が見ているなかで見事に銀メダルに輝き、新たなファンも増えたはずです。

 

樊振東(中国):男子 2位(+2)

パリオリンピックの男子シングルス決勝でモーレゴードを破って金メダルに輝いたのは樊振東(ハン・シントウ/FAN Zhendong・中国)。

今回オリンピック金メダルを獲得したことでグランドスラムを達成し、数々のレジェンド選手と共に卓球界の歴史に名を残します。

そして、オリンピック優勝で世界ランキングポイントを2000P獲得し、4週間ぶりにTOP4内に復帰しました。

※卓球界のグランドスラムとは、『オリンピック』『世界選手権』『ワールドカップ』の全てのシングルス優勝を果たす偉業のこと

 

陳夢(中国):女子 2位(+2)

陳夢:WTT公式HPより引用

 

陳夢(チェン・ムン/CHEN Meng・中国)はオリンピックという大舞台で2大会連続となる女子シングルス金メダルを獲得し、レジェンド選手のリストに名を連ねました。

東京2020オリンピックに続いて決勝戦で世界ランキング1位の孫穎莎を破った陳夢。

2大会連続の金メダルは鄧亜萍(中国)・張怡寧(中国)に続いて3人目です。

パリでの素晴らしい活躍により、世界ランキングでは王曼宇・王艺迪を上回る2位にアップしました。

 

ピョン・ソンギョン(北朝鮮):女子 57位(+111)

 

ピョン・ソンギョン(Pyon Song Gyong・北朝鮮)は、オリンピックという大舞台で結果を出すことでパリの注目を集めました。

開催前は150位以内にも入っていませんでしたが、女子シングルス戦で勝ち進むたびに話題となりました。

彼女は杜凱琹(香港)WR47、ニーナ・ミッテルハム(ドイツ)WR16、アドリアーナ・ディアス(プエルトリコ)WR11という強敵を次々と破り準決勝進出を果たします。

世界ランキングポイントも350P獲得し、初めてTOP100入りを果たし57位に大躍進しました。

 

その他の注目選手

  • ウーゴ・カルデラノ(ブラジル):男子3位(+3)
  • シン・ユビン(韓国):女子7位 (+1)
  • ソフィア・ポルカノバ(オーストリア):女子14位(+9)
  • オマール・アサール(エジプト):男子17位(+5)
  • カナック・ジャー(アメリカ:男子70位(+50)

 

 

2024年第32週の世界ランキング

→全てのランキングはこちら

 

男子シングルス

【1位~20位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 王楚欽(ワン・チューチン/WANG Chuqin ・中国) 7925
2 +2 樊振東(ハン・シントウ/FAN Zhendong・中国) 5523
3 +3 ウーゴ・カルデラノ(Hugo CALDERANO・ブラジル) 4070
4 −2 梁靖崑(リャン・ジンクン/LIANG Jingkun ・中国) 3662
5 フェリックス・ルブラン(Felix LEBRUN・フランス) 4020
6 −3 馬龍(マ・ロン/MA Long・中国) 3985
7 +1 林昀儒(リン・インジュ/LIN Yun-Ju・台湾) 2835
8 −1 林高遠(リン・コウエン/LIN Gaoyuan・中国) 2820
9 張本智和(日本) 2805
10 +16 トルルス・モーレゴード(Truls MOREGARD・スウェーデン) 2370
11 −1 パトリック・フランチスカ(Patrick FRANZISKA ・ドイツ) 2292
12 −1 邱党(キュウ・ダン/Dang QIU・ドイツ ) 1965
13 張禹珍(チャン・ウジン/JANG Woojin・韓国 ) 1925
14 −2 林詩棟(リン・シトン/LIN Shidong・中国) 1795
15 −1 ドミトリ・オフチャロフ(Dimitrij OVTCHAROV・ドイツ) 1620
16 −1  戸上隼輔(日本) 1440
17 +5 オマール・アサール(Omar ASSAR・エジプト) 1408
18 −2 アレクシス・ルブラン(Alexis LEBRUN・フランス) 1398
19 −1 ダルコ・ヨルジッチ(Darko JORGIC・スロベニア) 1330
20 −1 クアドリ・アルナ(Quadri ARUNA ・ナイジェリア) 1220

 

【日本選手の順位(100位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
9 張本智和 2805
15 −1 戸上隼輔 1440
26 +1 松島輝空 910
34 +1 吉村真晴 740
42 −3 篠塚大登 645
52 −4 田中佑汰 519
53 −4 宇田幸矢 510
81 −5 及川瑞基 285

 

女子シングルス

【1位~20位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 孫穎莎(ソン・エイサ/SUN Yingsha ・中国) 9000
2 +2 陳夢(チェン・ムン/CHEN Meng・中国) 6940
3 王曼昱(ワン・マンユ/WANG Manyu・中国) 6315
4 王艺迪(ワン・イーディ/WANG Yidi・中国) 5410
5 早⽥ひな(日本生命) 3950
6 陳幸同(チェン シントン/CHEN Xingtong ・中国) 2490
7 +1 申裕斌(シン・ユビン/SHIN Yubin・韓国) 2310
8 −1 張本美和(木下グループ) 2255
9 伊藤美誠(スターツ) 1990
10 +2 鄭怡静(チェン・イーチン/CHENG I-Ching・台湾) 1765
11 アドリアーナ・ディアス(Adriana DIAZ ・プエルトリコ) 1605
12 +1 平野美宇(木下グループ) 1593
13 −3 ベルナデッテ・スッチ(Bernadette SZOCS ・ルーマニア) 1500
14 +9 ソフィア・ポルカノバ(Sofia POLCANOVA ・オーストリア) 1324
15 −1 田志希(チョン・ジヒ/JEON Jihee・韓国) 1270
16 −1 ヤン・シャオシン(Xiaoxin YANG・モナコ) 1260
17 −1 ニーナ・ミッテルハム(Nina MITTELHAM ・ドイツ) 1242
18 −1 銭天一(QIAN Tianyi・中国) 1189
19 ジア ナン・ユアン(Jia Nan YUAN・フランス) 1155
20 −2 プリティカ・パバド(PAVADE Prithika・フランス) 1122

 

【日本選手の順位(100位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
5 早⽥ひな(日本生命) 3950
8 −1 張本美和(木下グループ) 2255
9 伊藤美誠(スターツ) 1990
12 +1 平野美宇(木下グループ) 1593
26 −4 木原美悠 (木下グループ) 905
28 −4 長﨑美柚(木下グループ) 885
30 森さくら(日本生命) 749
33 −2 大藤沙月(ミキハウス) 713
43 −2 橋本帆乃香(ミキハウス) 570
93 −5 佐藤瞳(ミキハウス) 240

 

男子ダブルス

【1位~10位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 王楚欽/馬龍(中国) 2784
2 王楚琴/樊振東(中国) 2425
3 馬龍/林高遠(中国) 2400
4 アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン(フランス) 2186
5 戸上隼輔/篠塚大登(日本) 1863
6 +1 クリスチャン・カールソン/アントン・シェルベリ(スウェーデン) 1773
7 −1 イム・ジョンフン/アン・ジェヒョン(韓国) 1672
8 林高遠/林詩棟(中国) 1555
9 向鵬/袁励岑(中国) 1504
10 張本智和/松島輝空(日本) 1095

 

【日本選手の順位(100位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
5 戸上隼輔/篠塚大登 1863
10 張本智和/松島輝空 1095
60 +2 張本智和/篠塚大登 230
62 −37 及川瑞基/松島輝空
75 +1 松島輝空/オ・ジュンソン(韓国) 175
82 及川瑞基/吉村和弘 160

 

女子ダブルス

【1位~10位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 陳夢/王曼昱(中国) 5478
2 チョン・ジヒ/シン・ユビン(韓国) 4490
3 鄭怡静/李昱諄(台湾) 2269
4 長﨑美柚木原美悠 1830
5 アディナ・ディアコヌ/シャオ・マリア(ルーマニア/スペイン) 1629
6 孫穎莎/王曼昱(中国) 1590
7 ハナ・マテロワ/バルボラ・バラージョバー(チェコ/スロバキア) 1345
8 スターシニー・サウェッタブート/オラワン・パラナン(タイ) 1330
9 朱成竹/NG Wing Lam(香港) 1229
10 佐藤瞳/橋本帆乃香 1140

 

【日本選手の順位(100位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
4 長﨑美柚/木原美悠 1830
10 佐藤瞳/橋本帆乃香 1140
15 大藤沙月/横井咲桜 948
21 木原美悠 /チュ・チョンヒヨン 700
31 長﨑美柚/キム・ナヨン(韓国) 525
41 +1 長﨑美柚/森さくら 404
50 +1 木原美悠 /張本美和 299
64 −8 平野美宇/張本美和 180
93 +2 笹尾明日香/竹内美涼 133

 

混合ダブルス

【1位~10位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 王楚琴/孫穎莎(中国) 8016
2 +1 イム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国) 4600
3 −1 張本智和/早田ひな 4220
4 黄鎮廷/杜凱琹(香港) 3465
5 +2 林昀儒/陳思羽(台湾) 2185
6 −1 アルバロ・ロブレス/シャオ・マリア(スペイン) 2065
7 −1 林詩棟/蒯曼(中国) 1899
8 +1 クリスチャン・カールソン/クリスティナ・カールバーグ(スウェーデン) 1812
9 −1 オビディウ・イオネスク/ベルナデッテ・スッチ(ルーマニア) 1715
10 リ・ジョンシク/キム・クムヨン(北朝鮮) 1400

 

【日本選手の順位(100位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
3 −1 張本智和/早田ひな 4220
32 −1 田中佑汰/長﨑美柚 485
46 −1 松島輝空/張本美和 284

 

チーム男子(8月度)

【1位~10位】

順位 チーム(国) 獲得ポイント
1 中国 6500
2 ドイツ 5214
3 フランス 4420
4 日本 4312
5 台湾 4092
6 韓国 4086
7 スウェーデン 3210
8 ポルトガル 3170
9 ブラジル 2908
10 デンマーク 2598

 

チーム女子(8月度)

【1位~10位】

順位 チーム(国) 獲得ポイント
1 中国 6500
2 日本 5536
3 韓国 4092
4 ルーマニア 4026
5 ドイツ 4004
6 香港 3854
7 台湾 3694
8 フランス 3678
9 エジプト 3066
10 ブラジル 2692

 

ユース男子シングルス

【1位~10位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 フェリックス・ルブラン(Felix LEBRUN・フランス) 22485
2 林詩棟(リン・シトン/LIN Shidong・中国) 11775
3 CHANG Yu-An(台湾) 7705
4 SUN Yang(中国) 6480
5 WEN Ruibo(中国) 6390
6 Milosz REDZIMSKI(ポーランド) 6345
7 坂井雄飛 5390
8 オ・ジュンソン(OH Junsung・韓国) 5315
9 +1 松島輝空 5090
10 +1 吉山和希 5075

 

【日本選手の順位(50位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
7 坂井雄飛  5390
9 +1 松島輝空 5090
10 +1 吉山和希 5075
13 萩原啓至 4485
35 川上流星 2785
48 +1 渡部民人 2065

 

ユース女子シングルス

【1位~10位】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 張本美和 12585
2 ハナ・ゴーダ(Hana GODA・エジプト) 7110
3 パク・ガヒョン(PARK Gahyeon・韓国) 6770
4 +1 YOO Yerin(韓国) 5270
5 −1 小塩悠菜 5010
6 シャルロット・ルッツ(Charlotte LUTZ・フランス) 4680
7 CHENG Pusyuan(台湾) 4585
8  Leana HOCHART(フランス) 4245
9 +1 面手凛 4130
10 −1 アネット・カウフマン(Annett Kaufmann・ドイツ) 4115

 

【日本選手の順位(50位まで)】

順位 変動 選手名 獲得ポイント
1 張本美和 12585
5 −1 小塩悠菜 5010
9 +1 面手凛 4130
34 青木咲智 2335

 

 

まとめ:パリ五輪のシングルス・混合Dの結果が反映された

『パリオリンピック』の結果が出たので、シングルス・混合ダブルスで上位に入った選手がランクアップしています!

オリンピックの世界ランキングポイントは国際大会のなかで一番ポイント数が高いのですが、男女の1位(男子・王楚欽、女子・孫穎莎)は金メダルをとっていないにも関わらず順位をキープしました。

これまでに出場した大会で逆転されないほどのポイントをしっかり積み重ねてきたことがよく分かりますね。

日本選手ももともと上位に入っていたこともあり大きく変動はありませんでしたが、Best8の平野美宇が1ランクアップしました。

長丁場なので怪我や疲れが出てきているようですが、最後までオリンピック応援したいと思います!

 

 

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