こんにちは。らっこです。
7/31(水)にパリオリンピック卓球競技の5日目が終了!
シングルスの2回戦(Best32)と3回戦(Best16)が行われ、主な結果についてのニュースを紹介します。
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【パリ五輪概要】【男子シングルス】【女子シングルス】【男子団体】【女子団体】【混合ダブルス】
目次
男子シングルス3回戦
国際卓球連盟(ITTF)のニュースは英語なので簡単に訳しています。
原文はこちら→『Day 5 of Table Tennis at Paris 2024: Truls Moregard Stops World Number 1』
F.ルブランがオフチャロフに猛攻
フェリックス・ルブラン(フランス)がロンドン・東京の銅メダリストであるドミトリ・オフチャロフ(ドイツ)とのフルゲームの激戦を制しました。
フランスのスター選手F.ルブランは並外れたパフォーマンスで4-3(11-9,15-13,12-10,8-11,3-11,8-11,11-7)で準々決勝進出!
フェリックス・ルブラン(フランス)のコメント
「今日はプレッシャーが大きく、オフチャロフ選手に反撃されて3-3に追いつかれてしまいました。それでも、自分自身がストレスをコントロールすることで、重要なポイントを上手く処理できたので嬉しく思います。オフチャロフ選手はとてもタフで経験豊富な選手。決して諦めることのない彼に勝つのはとても難しかったです。観客が多かったので一緒に自分を奮い立たせました。」
モーレゴードが再び衝撃を与える
トルルス・モーレゴード(スウェーデン)はパリ五輪での連勝記録を伸ばし、高承睿(台湾)との激戦を4-1で制し準々決勝進出!
世界ランキング1位の王楚欽(中国)も驚いたモーレゴードは予想を裏切り続けています。
カルデラノがA.ルブランを撃破
ウーゴ・カルデラノ(ブラジル)が地元のアレクシス・ルブラン(フランス)と対戦。
互いにゲームを取り合う不安定な序盤でしたが、次第にカルデラノが対応力をみせ見事なフットワークでアレクシスを圧倒しました。
4-1でカルデラノは勝利し、2大会連続で準々決勝進出!
女子シングルス3回戦
平野がバトラの勢いをねじ伏せる
マニカ・バトラ(インド)の快進撃をとめたのは平野美宇で、4-1(11-6,11-9,12-14,11-8,11-6)の圧勝!
バトラも果敢に戦いましたが、平野の経験と技術が上回りました。
ポルカノバが準々決勝に進出
準々決勝進出を最初に決めたのはソフィア・ポルカノバ(オーストリア)。
第5シードのベルナデッテ・スッチ(ルーマニア)に4-0で圧勝しました。
オーストリアのスター選手であるポルカノバがBest8でどんな戦いを見せてくれるのか期待されます。
陳夢がスーパーママのエーラントに勝利
前回東京2020オリンピックのチャンピオンである陳夢(中国)。
3回戦はブリット・エーラント(オランダ)を4-1(8-11,11-5,11-6,11-4,11-8)で退け、2連覇への道を歩み続けます。
試合序盤はエーラントが力強いプレーでリードしましたが、次第に主導権を取り戻した陳夢がBest8に進出!
男子シングルス2回戦
番狂わせ:モーレゴードが王楚欽に勝利
今大会に衝撃を与えたのがトルルス・モーレゴード(スウェーデン)と王楚欽(中国)の一戦。
モーレゴードが世界ランキング1位の王楚欽を4-2(12-10,11-7,5-11,7-11,11-9,11-6)で破りました。
混合ダブルスですでに金メダルを獲得している王楚欽は、シングルスでも優勝候補でした。
王楚欽(中国)のコメント
「相手のサーブに変化があり私は十分に対応ができなかった。コートを降りたとき気持ちが沈んだ。昨日は混合ダブルスの金メダルに高揚していたが、次の日にこういう結果になるのは競技スポーツだからそういうものなのだと思う。今日の私には勝つ力が無かった。振り返って反省する必要があります。」
実は混合ダブルス優勝直後に報道陣にラケットを踏まれて折れるというアクシデントがあり、急遽別のラケットで戦った王楚欽。
しかし、そのアクシデントが敗因とは言わずモーレゴード選手の勝利を称えました。
リンドが激戦を勝ち残った
アンダース・リンド(デンマーク)はミウォシュ・レジムンスキ(ポーランド)とのフルゲームを戦い抜き、Best16へ進出を果たしました。
リンドの驚くような粘り強さはもちろん、両選手とも並外れた技術と気迫で会場を盛り上げました。
女子シングルス2回戦
孫穎莎が61歳のニー・シャーリエンに勝利
世界ランキング1位の孫穎莎(中国)は、現在61歳のニー・シャーリエン(ルクセンブルク)に4-0のストレートで圧勝!
ニー・シャーリエンは6度目のオリンピック出場となるベテラン選手で、その優雅な退場はスポーツマンシップを体現するもので卓球ファンの称賛を浴びました。
敗北はしましたが、ニー・シャーリエンが出場したことは多くの選手やファンに感動を与えています。
平野美宇がベスト16進出
平野美宇が朱成竹(香港)に4-0で快勝!
3回戦のバトラ(インド)とのやイセンでも素晴らしいパフォーマンスを見せてほしい。
ジア ナン・ユアンベスト16進出
地元フランスの人気選手であるジア ナン・ユアン(フランス)。
チャン・モー(カナダ)の猛攻を退け、強豪選手の早田ひなとの対戦に進みます。
誕生日ガールのアクラが勝利を手にした
26歳の誕生日であったアクラ(インド)がBest16へ進出!
ゼン・ジャン(シンガポール)を4-2((9-11,12-10,11-4,11-5,10-12,12-10)の激戦の末、見事に制しました。
前の試合でマニカ・バトラがインドで初めてBest16へ進出した選手となりましたが、アクラもこれに加わりインド卓球界の大きな節目となるでしょう。
3回戦は世界ランキング1位の孫穎莎に挑みます。
アクラ(インド)のコメント
「インドの卓球界はここ何年か好調をキープしています。卓球連盟やインド政府からの手厚いサポートもあり、私たちも良い結果を残せています。この状態が今後も続くことを願っています。」
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