【卓球ニュース】パリオリンピック14日目 団体金が中国、銀がスウェーデン、銅がフランス、日本は第4位!

こんにちは。らっこです。

8/9(金)にパリオリンピック卓球競技の14日目が終了!

男子団体戦の決勝・3位決定戦が開催されました。

 

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男子団体決勝

国際卓球連盟(ITTF)のニュースは英語なので簡単に訳しています。

原文はこちら→『Medal Day at Paris 2024: France Men’s Team Bag Bronze, China Claims Fifth Straight Gold as Ma Long Makes History

 

夢の決勝戦に進出したのは、卓球界の絶対的強豪である中国と、予想を覆す大躍進を見せ続けるスウェーデン。

中国は男子シングルス金メダリストの樊振東がオリンピック団体戦無敗記録を伸ばし続ける中国チームを率います。

世界ランキング1位の王楚欽はシングルスで敗戦したモーレゴードへのリベンジを狙っていることでしょう。

さらに試合展開によってはレジェンド馬龍がシングルスに登場するかもしれません。

前人未到の6度目のオリンピック金メダルを目指す馬龍は、今大会がラストオリンピックとなる可能性が高く、最も多くのメダルを獲得した卓球選手となるでしょう。

中国の前に立ちはだかるのはスウェーデン。

準決勝で日本に勝利して勢いのあるスウェーデンは、大番狂わせを起こしてくれるか期待されます。

エースのモーレゴードは、シングルスで樊振東に敗れ銀メダルとなったため、団体戦での金メダルを狙っています。

この歴史的な対戦がどのような結果になるのか見届けましょう。

 

中国 3-0 スウェーデン

中国チーム:ITTF公式HPより引用

 

中国 3-0 スウェーデン

王楚欽/馬龍 3-2 アントン・シェルベリ/クリスチャン・カールソン

樊振東 3-2 トルルス・モーレゴード

王楚欽 3-2 クリスチャン・カールソン

 

ダブルスはシェルベリ/カールソンが並外れた精神力をみせ、王楚欽/馬龍をフルゲームまで追い込みます。

何度もマッチポイントをしのいだスウェーデンペアでしたが、最終的には中国ペアの経験とパワーに屈し、劇的な試合は中国の勝利で終了。

馬龍の回転とコントロールと王楚欽の爆発的なフォアハンドの組み合わせは、スウェーデンペアがおさえきることができませんでした。

王楚欽/馬龍:ITTF公式HPより引用

1-0でリードした中国。

2番はシングルス金メダリストの樊振東と銀メダリストのモーレゴードの対戦。

試合はスリリングな展開となり、両選手とも実力を存分に示しました。

シングルス戦で王楚欽を破る大金星をあげたモーレゴードは、樊振東を極限まで追い込みます。

ジェットコースターのようにスコアが終始変動する試合でしたが、最終的に樊振東の経験と冷静な判断が勝り3-2で勝利を収めました。

樊振東:ITTF公式HPより引用

これで中国は2-0で金メダルまであと一勝。

ここからスウェーデンが勝つためには、3番のカールソンが王楚琴を破る必要があります。

カールソンはスウェーデンの希望をつなぎとめるために果敢に戦います。

しかし、王楚琴が落ち着いたパフォーマンスで激戦を3-2で制し、中国に5連覇となる団体金メダルをもたらしました。

王楚欽:ITTF公式HPより引用

スウェーデンとの決勝戦では中国チームの選手層の厚さとそれぞれの才能を存分にみせつけたといえるでしょう。

第1シードである理由を示したともいえる戦いでした。

 

 

男子団体3位決定戦

日本はスウェーデンとの準決勝での悲痛な敗戦を乗り越えて銅メダル決定戦に挑みます。

一方、開催国のフランスは情熱的なパリの観客による熱狂的な応援に後押しされることでしょう。

注目の選手は張本智和で準決勝の悔しさから立て直せるかが鍵になります。

フランスの人気選手フェリックス・ルブランの戦いが期待されるが、張本が乗り越えてチームを導くのか、好調なフェリックスがフランスに歴史をもたらすのか、ぜひとも見逃さないでください。

 

試合前のフェリックス・ルブランのコメント

「素晴らしい試合になると思います。日本は強いチームですが、我々フランスも強いチームなのでベストを尽くします。チーム全員好調なので、さらに良いプレーができたらいいなと思います。」

 

フランス 3-2 日本

フランスチーム:ITTF公式HPより引用

 

フランス 3-2 日本

  1. アレクシス・ルブラン/シモン・ゴジ 3-1 戸上隼輔/篠塚大登
  2. フェリックス・ルブラン 3-2 張本智和
  3. アレクシス・ルブラン 1-3 戸上隼輔
  4. シモン・ゴジ 1-3 張本智和
  5. フェリックス・ルブラン 3-1 篠塚大登

 

フランスと日本の3位決定戦は開催国フランスが先制点を獲得してスタートしました。

アレクシス・ルブラン/シモン・ゴジのスピンとパワーは、スピードと敏捷性に優れる戸上隼輔/篠塚大登でも手に負えませんでした。

試合はフランスのペースで進み、第3ゲームは日本がとったものの、主導権を取り戻したフランスが3-1で破りました。

アレクシス・ルブラン/シモン・ゴジ:ITTF公式HPより引用

重要な初戦をフランスが獲得し、男子シングルス銅メダルのフェリックス・ルブランと張本智和のエース対決に注目が集まります。

両選手はスリリングな戦いを繰り広げ、十分に実力を発揮します。

第1ゲームは粘り強さと闘志を見せつけた張本智和が制し、第2ゲームはフェリックスが力強い反撃で取り切り、1-1の同点に持ち込みました。

第3ゲームをとった張本が再びリードしますが、すかさずフェリックスが第4ゲームを取り戻して2-2で最終ゲームへ。

最終ゲームはフェリックスが張本に10-6とリードされ、敗北の瀬戸際まで追いつめられます。

しかし、息を吞むような素晴らしい技術と気迫で6連続ポイントに成功し、12-10で勝利を掴みました。

張本はフェリックスの電光石火の攻撃に対応しきれませんでした。

フェリックス・ルブラン:ITTF公式HPより引用

3番では戸上隼輔が見事な粘り強さを見せアレクシス・ルブランを3-1で破り、フランスの勢いを止めることに成功!

戸上隼輔:ITTF公式HPより引用

張本智和とシモン・ゴジの対戦は、日本が銅メダルへの道を繋げるかどうかの一戦。

日本のエース張本には計り知れないプレッシャーがかかっており、フェリックスとの敗戦をすぐに乗り越えて闘志を奮い立たせる必要がありました。

アリーナ全体が興奮に包まれるなか試合がスタート。

両選手ともに並外れた技術で一歩も引かない激しい戦いとなります。

ゴジがボールを執拗に追いかけ続けるなか、張本は信じられないほどの粘り強さをみせ14-12で第4ゲームを勝ち取りました。

コートの隅々までカバーするゴジ運動能力は十分に発揮されましたが、張本の揺るぎない集中力が試合を決定し、2-2の同点に追いつきました。

張本智和:ITTF公式HPより引用

銅メダルが決定する勝負の第5ゲーム。

フェリックス・ルブランと篠塚大登の対戦は、多くのファンの記憶に残る息を吞むような戦いとなりました。

フェリックスは第5ゲームでマッチポイントを握りましたが、篠塚の粘り強いプレーにより12-12に。

劇的なクライマックスは4回目のマッチポイントを掴んだフェリックスが決め、フランスが銅メダルに決定しました!

フランスにとってはオリンピック団体戦初のメダル獲得となり、会場につめかけたフランスの観客は歓喜の声をあげました。

 

 

 

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