こんにちは。らっこです。
2024/4/15(月)~4/21(日)の日程で『卓球 ITTFワールドカップ2024』が開催中です。
決勝トーナメントの女子シングルス1回戦では、世界ランキング12位の張本美和が3位の王艺迪(中国)を撃破!
王艺迪はパリオリンピックの中国代表入りを目指していますが、この敗戦により状況は絶望的だと中国メディアが報じています。
それでは早速、このニュースの内容をチェックしていきましょう!
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対外試合で連敗の王艺迪。オリンピック出場権を失ったのか
中国メディアのニュース記事は中国語なので、簡単に日本語でまとめています。
原文はこちら→『国乒奥运阵容或大洗牌,王艺迪彻底出局,陈幸同有望去巴黎』『国乒大爆冷!世界第三1-4惨败张本美和 扣3000分 被剥夺奥运资格』『王艺迪1-4惨负张本美和,被扣3000奥运积分,她到底输在哪?』
シングルス代表権はすでに逃している王艺迪
中国女子代表チームはパリオリンピックの代表選考についていくつかの条件をつけています。
しかし、下記の条件により王艺迪はすでにシングルス代表争いからは脱落。
- 2023年の世界卓球ダーバン大会(個人戦)以降の国際大会で他協会(海外)選手に5試合以上敗れている選手は、パリ五輪のシングルス出場権を与えない
王艺迪はこの1年間で早田ひな・平野美宇・木原美悠らに負けて、すでに対外での敗戦が5試合を超えています。
世界ランキング3位であることを考えればシングルス代表に入ってもおかしくないと思われますが、パリオリンピックには確実に勝てる選手を派遣する方針を考えると、シングルス代表から外れたのも仕方ありません。
張本美和への敗戦で3000Pを失い団体代表も厳しい
中国女子代表チームのパリオリンピックの代表選考では、もう1つ条件があります。
- 該当する大会で海外選手に敗れた場合、優勝時に獲得するボーナスポイントと同じポイントを没収
今大会で張本美和選手に敗れた王艺迪は3000Pを失いました。
陳夢や王曼昱ら強豪選手と競い合っているなかのマイナスポイントはとても大きく、リザーブ(補欠)にさえも選出されないのではと予想されています。
純粋なランキングだけを見ればリザーブとして中国選手団に入っても不思議ではありませんが、日本のパリオリンピック代表(早田ひな・平野美宇・張本美和)の全員に負けています。
リザーブ選手を最終決定するのはコーチングスタッフですが、対外試合に弱い状況では選手団に入るのはかなり難しいでしょう。
また、中国女子チームのなかで若手というポジションでもないので、今後の育成や改善を考えても選ばれる可能性は低いと考えます。
パリに行く4人目は陳幸同が有力
中国女子のパリオリンピック代表メンバーは再度見直される可能性があり、王艺迪にかわり陳幸同がパリ行きになる見込みです。
これまで陳幸同にはパリへ行く可能性がありませんでしたが、リザーブ(補欠)に選ばれるかもしれません。
試合には出場できないと思われますが、チームの主力選手に帯同して五輪の雰囲気を経験するのが非常に良い経験となるでしょう。
以上が、中国メディアが報じた王艺迪選手に関するニュースでした。
リザーブ(補欠)も厳しいとは中国も代表争いが熾烈です。
中国は東京2020オリンピックで混合ダブルス決勝に敗れた劉詩雯選手を団体戦から外し、リザーブの王曼昱選手を出場させています。
そのため、様々な状況を想定してリザーブも対外に絶対的な強さをもつ選手を揃えておきたいのでしょうね。
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