こんにちは。らっこです。
「ドイツの皇帝」と呼ばれるティモ・ボル(Timo BOLL)選手がパリオリンピック終了後に国際大会から引退する意向を発表しました。
現在43歳のスター選手はどのようにこの決断をしたのでしょうか。
それでは早速、このニュースの内容をチェックしていきましょう!
5/30から出場する試合→WTTチャンピオンズ 重慶2024の結果速報・トーナメント表はこちらのページで随時更新
キャリアの幕引き。ティモ・ボルが引退計画を発表
WTT公式HPのニュース記事は英語なので、簡単に日本語でまとめておきます。
→原文はこちら『Curtain Call On Career; Timo Boll Announces Plans To Retire』
卓球界のレジェンドであるティモ・ボルが、2024年夏のパリオリンピックを最後に国際舞台から引退する計画を発表しました。
多くのタイトルを獲得したレジェンド
彼は自身のインスタグラムアカウントで「国際舞台での時間はまもなく終了する」とファンに伝えました。
「この日が避けられないことは明らかで、今こそがアクティブな国際舞台に別れを告げるときです。熟考の末、この夏の7回目のオリンピックを終え、国際大会のキャリアを終了することを決めました。」
43歳のボルは、2000年代初頭から卓球界の主力選手で、模範となるスポーツマンであり多くのファンに愛されてきました。
2003年には初めて世界ランキング1位となり、近年では2018年にも1位に返り咲いています。
現在まで長期間にわたり卓球界のトップに君臨してきました。
様々な大会で数多くのトロフィーを獲得してきたボルは、幅広い世代のアスリートたちのなかでトップクラスの実力を維持して活躍するために全力を尽くしてきました。
「多くの大会で優勝できたことには感謝の気持ちでいっぱいです。常に勝ち負けを最優先していたわけではありませんが、スポーツがもつ魅力の1つだと思っています。しかし、これまでのキャリアを積み重ねた結果、私の体は日々のトレーニング、特に試合やプレーを本当に楽しくできる状況ではありません。」
怪我により長期間試合から離脱していたボルは、2024年のWTTシリーズ開幕と共に国際大会に復帰。
『WTTコンテンダードーハ2024』の男子シングルスで初めてWTTのタイトルを獲得し、再び脚光を浴びました、
これは記録的な偉業といえるでしょう。
彼が初めてタイトルを手にしてから、『WTTコンテンダードーハ2024』でタイトルを獲得するまで8026日で、現在の卓球界で最長の日数です。
これほど長い期間実力を維持することは、マラソンをし続けているような努力の結果です。そして、彼の卓球はファンを初めとする多くの人々の支えによって成り立ってきました。
「この機会を借りて、本当に長い間私を支えてくれたすべての人に感謝を伝えたいです。家族・友人・大学・トレーナー・スポンサー、そしてファンの皆さん。皆さんの前でプレーするのはいつも楽しかったです。特別な時間を本当にありがとう。」
国際大会への出場はのこりわずか
しかし、まだ彼の旅は終わっていませんし、まだまだ活躍してくれることでしょう。
次の舞台は『WTTチャンピオンズ重慶2024』です。
「これから最後の大冒険が始まります。中国での最後の試合に向かいます。本当に楽しみにしています。さあ、行きましょう!」
以上がWTTの公式ホームページで発表されたニュースです。
オリンピックではドイツ男子団体で4回メダル(2008北京・2012ロンドン・2016リオ・2020東京)を獲得しているボル選手。
私が卓球にはまり始めたのはここ数年なので、ボル選手はテクニックがあって落ち着いたベテラン選手というイメージです。
だから怪我をする前のプレーは見たことがないのが残念。あといつも握手のとき紳士的な選手だなぁと感じていました。
パリオリンピック前で出場が発表されているのが『WTTチャンピオンズ 重慶 2024(5/30~)』『WTTスターコンテンダー リュブリャナ(6/11~)』なので、是非試合をチェックしてみてくださいね。
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