2024/1/19(金)
『WTTハンドブック2024』の内容に更新しました。
こんにちは。らっこです。
『WTTファイナルズ』は卓球の国際大会の1大会で、シーズンの締めくくりとして開催されます。
- WTTファイナルズってどんな大会なの?
- WTTシリーズのなかでのランクは?
- これまでの大会での優勝者は誰?
1年間の集大成といえるファイナルズをより楽しむために、これらのことを解説していきます。
興味のある方は是非チェックしてみてくださいね。(参照:WTTハンドブック2024)
目次
『WTTファイナルズ』ってどんな大会なの?
WTTファイナルとはWTT (World Table Tennis)が開催する卓球の国際大会で、WTTシリーズの1大会です。
2022年までは『WTTカップ・ファイナル』でしたが、2023年から『WTTファイナルズ』に名称変更されました。
WTTにおけるファイナルズの大会ランク
下記のように、『グランドスマッシュ』が最高峰となる大会で、その下にWTTシリーズの4大会があります。
シーズンの最後を飾る『WTTファイナルズ』は、WTTシリーズの頂点に位置づけられています。
1年間しっかりポイントを積み上げた選手のみが出場できる大会ということですね。
旧シリーズのITTFワールドツアーでは「グランドファイナル」に該当します。
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【卓球】2021年スタートのWTTってどんな国際大会なの?目的や新大会の特徴を解説。
大会概要
では次に大会の概要をみていきましょう。
大会名称:WTTファイナルズ(WTT FINALS)
年間大会数:2大会(男女各1大会)
大会日数:本戦5日間
実施種目:男女シングルス・男女ダブルス
試合形式
- トーナメント形式
- シングルスの決勝・準決勝は7ゲームマッチ(11点先取)
- それ以外は5ゲームマッチ(11点先取)
テーブル(卓球台):全日程の試合を1テーブルで行う
賞金総額(最低):500,000米ドル(2024年)
シーズンの終わりを彩る華やかな大会で、世界ランキング上位選手が勢ぞろいします。
また、使用される卓球台は1台のみなので、全ての試合に注目が集まるスペシャルなイベントです。
出場できる選手の人数
種目名 | 出場者数 |
シングルス(男女) | 世界ランキング上位からWTTが招待した男女各16名 |
ダブルス(男女) | 世界ランキング上位からWTTが招待した男女各8ペア |
※エントリー締め切り時点の世界ランキングによって選出されます。
出場に関する条件や制限
WTTファイナルズには「協会参加人数上限」などの出場制限はありません。
世界ランキングの上位から順番に選出されるので、同じ国の選手がたくさん出場する可能性もあります。
獲得できる世界ランキングポイント
WTTファイナルズで獲得できる世界ランキングポイントがこちら。
種目 | 優勝 | 2位 | BEST4 | BEST8 | BEST16 |
シングルス(男女) | 1500 | 1050 | 525 | 265 | 100 |
ダブルス(男女) | 1500 | 1050 | 525 | 100 |
他大会のシングルス優勝ポイントと比較してみましょう。
- グランドスマッシュ 2000pt
- WTT ファイナルズ 1500pt
- WTT チャンピオンズ 1000pt
- WTT スターコンテンダー 600pt
- WTTコンテンダー 400pt
- WTTフィーダー 125pt
出場枠が少ないため『WTTファイナルズ』へ出場するためには、一年を通して定期的に大会へ出場して結果を出すことが大切です。
そして、ファイナルズでしっかりポイントを獲得できれば、次年度の上位大会へ出場しやすくなります。
『WTTファイナルズ』の歴代優勝者一覧
ここでは、『WTTファイナルズ』の歴代の優勝・準優勝・第3位の選手を紹介します。
男子シングルス
開催時期 | 大会名 | 優勝 | 準優勝 | 第3位 |
2021/12/4-7 | シンガポール | 樊振東(中国) | 張本智和 | 王楚欽(中国) ウーゴ・カルデラノ(ブラジル) |
2022/10/27-30 | シンシャン(中国) | 王楚欽(中国) | 張本智和 | ドミトリ・オフチャロフ(ドイツ) 馬龍(中国) |
2024/1/3-5 | ドーハ(カタール) | 王楚欽(中国) | 樊振東(中国) | 林高遠(中国) 邱党(ドイツ) |
2024/11/20-24 | 福岡(日本) |
女子シングルス
開催時期 | 大会名 | 優勝 | 準優勝 | 第3位 |
2021/12/4-7 | シンガポール | 孫穎莎(中国) | 王芸迪(中国) | 陳夢(中国) 早田ひな |
2022/10/27-30 | シンシャン(中国) | 孫穎莎(中国) | 陳夢(中国) | 王艺迪(中国) 王曼昱(中国) |
2023/12/15-17 | 名古屋(日本) | 孫穎莎(中国) | 王艺迪(中国) | 陳夢(中国) 陳幸同(中国) |
2024/11/20-24 | 福岡(日本) |
男子ダブルス
開催時期 | 大会名 | 優勝 | 準優勝 | 第3位 |
2021/12/4-7 | シンガポール | ※ | ※ | ※ |
2022/10/27-30 | シンシャン(中国) | ※ | ※ | ※ |
2024/1/3-5 | ドーハ(カタール) | 袁励岑/向鵬(中国) | 林高遠/林詩棟(中国) | 王楚琴/樊振東(中国) アレクシス・ルブラン/フェリックス・ルブラン(フランス) |
2024/11/20-24 | 福岡(日本) |
※新型コロナウイルスの影響によりダブルスの開催なし
女子ダブルス
開催時期 | 大会名 | 優勝 | 準優勝 | 第3位 |
2021/12/4-7 | シンガポール | ※ | ※ | ※ |
2022/10/27-30 | シンシャン(中国) | ※ | ※ | ※ |
2023/12/15-17 | 名古屋(日本) | 孫穎莎/王曼昱(中国) | 長﨑美柚/木原美悠 | 鄭怡静/李昱諄(台湾) 陳夢/王艺迪(中国) |
2024/11/20-24 | 福岡(日本) |
※新型コロナウイルスの影響によりダブルスの開催なし
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