こんにちは。らっこです。
『ITTFワールドカップ マカオ 2026』が終了しました。
4/5(日)夜に行われた第2ステージ決勝のレポートをチェックしましょう。
準決勝はこちら→『第2ステージ準決勝レポ:松島輝空が決勝進出!』
準々決勝はこちら→『第2ステージ準々決勝レポ:松島輝空がBest4進出でメダル確定!』
1回戦はこちら→『第2ステージ1回戦レポ:張本智和・橋本帆乃香の試合後コメントあり』
🔽結果速報・トーナメント表・スケジュールはこちらで随時更新
目次
男子 王楚欽 4-3 松島輝空|王楚欽、悲願の初優勝!

王楚欽:ITTF公式HPから引用
王楚欽(中国)WR1 4-3 松島輝空WR8
(9-11,18-16,11-8,11-13,8-11,11-4,11-8)
王楚欽選手がワールドカップ男子シングルス決勝で日本の松島輝空選手を4-3で下し、3度目の出場でようやく初優勝を果たしました。
試合は一筋縄ではいきませんでした。第1ゲームを松島選手が先取し、第2ゲームは王選手が18-16という壮絶な戦いをものにして流れを引き寄せたかに見えましたが、松島選手もそこから3-2とリードして大番狂わせ寸前まで追い詰めます。
それでも王選手はここぞという場面で本来のプレーを取り戻し、最終ゲームを制して栄冠を手にしました。
2年連続の悔しさを経て
2024年は準決勝で敗退、2025年も同じく準決勝敗退。
そのたびに跳ね返されてきた王選手にとって、今大会は「今年こそ」という強い思いがあったはずです。
決勝トーナメント1回戦ではフェリックス・ルブラン選手に追い詰められ、準々決勝ではヨルジッチ選手に1-3から逆転勝利、準決勝では昨年リベンジを許したカルデラノ選手を4-1で一蹴。
毎試合、苦しい場面をくぐり抜けてたどり着いた決勝でした。
昨年は『世界卓球選手権2025』で初優勝を飾り、今回のワールドカップ制覇でキャリアゴールデンスラムまで残すはオリンピック金メダルのみ。
2028年のLA五輪に向けて、その目標はより鮮明になったはずです。
試合後のコメント
「本当に嬉しい。今週経験した苦しさが、すべて報われた気持ちです。毎日が試練で、いつ負けてもおかしくなかった。勝負の中で喜怒哀楽を何度も経験しながら、少しずつメンタルのコントロールを覚えてきました。今の自分のプレーにそれが出ていると思います。メジャータイトルを2つ取れた。これからもっと積み上げていきたいです。」
今大会の男子は見どころ満載

表彰式セルフィー:ITTF公式HPから引用
王楚欽選手の優勝で幕を閉じた男子ドローですが、1週間を振り返るとほかにも印象的な場面がたくさんありました。
前回チャンピオンのカルデラノ選手は、グループステージの崖っぷちを乗り越え、決勝トーナメント1回戦では盟友・戸上隼輔選手と7ゲームの死闘を演じるなど劇的な週を過ごして準決勝まで進出。
アルゼンチンのシフエンテス選手は世界ランク13位の梁靖崑選手をグループステージで撃破する今大会最大の番狂わせを演じ、フェリックス・ルブラン選手は昨年決勝トーナメント選出を逃したところから今年は準々決勝まで進んで王楚欽選手を土俵際まで追い詰めました。
そして松島輝空選手。
18歳で日本男子として史上2人目のワールドカップ決勝進出を果たし、銀メダルを獲得!
世界のトップに自分が通用することを証明した1週間になりました。
マカオ2026は最初から最後まで目が離せない大会でした。
初めてエバンスカップを高く掲げた王楚欽選手は、まさにふさわしいチャンピオン。
プレッシャーが最高潮に達した舞台で最高のパフォーマンスを見せてくれた1週間でした。
女子 孫穎莎 4-1 王曼昱|前人未踏の女子3連覇!

孫穎莎:ITTF公式HPから引用
孫穎莎(中国)WR1 4-1 王曼昱(中国)WR2
(11-9,11-8,13-11,8-11,11-7)
孫穎莎選手がワールドカップ女子シングルス決勝で王曼昱選手を4-1で下し、女子では史上初となる3連覇を達成!
男子の樊振東選手(2018・2019・2020年)と並ぶ、ワールドカップ史上2人目の3連続優勝です。
内容は4-1以上の接戦

王曼昱:ITTF公式HPから引用
スコアは4-1ですが、試合内容はそれ以上に拮抗していました。
王選手は全ゲームで孫選手を追い詰め、第3ゲームは13-11までもつれ、第4ゲームは王選手が11-8で取り返すなど最後まで予断を許さない展開。
それでも最後に差をつけたのは、孫選手の経験と落ち着き、そして圧倒的なクオリティ。
今の女子卓球界でこの選手に並べる存在はいません。
3連覇への道のりは平坦ではなかった

孫穎莎:ITTF公式HPから引用
決勝トーナメントの1回戦では数週間前に負けていたチームメイトの蒯曼選手と激突。
準々決勝ではエジプトのハナ・ゴーダ選手に7ゲームまで持ち込まれ、マッチポイントを2本握られる場面も。
それでも勝ち切り、決勝では圧巻のパフォーマンスを披露しました。
ちょうど2週間前に世界ランク1位を200週連続で記録し、『シンガポール・スマッシュ』の決勝でも王曼昱選手を撃破して乗り込んできたマカオ。
最高の舞台で、最高の結果を出してみせました。
今大会の女子は忘れられない場面の連続

表彰式セルフィー
孫穎莎選手の3連覇が主役だったことは間違いありませんが、今大会の女子は他にも語り継がれる場面にあふれています。
韓国のシン・ユビン選手は準々決勝で世界ランク3位の中国・陳幸同選手を撃破し、韓国女子として初のワールドカップメダルを獲得。
エジプトのハナ・ゴーダ選手はアフリカ女子として初めて準々決勝に進出し、孫選手との7ゲームの死闘は今大会ベストマッチといっても過言ではないでしょう。
18歳の彼女の戦いぶりは、これからのアフリカ卓球の大きな希望になるはず。
そしてドイツのサビーネ・ウィンター選手。
2016年フィラデルフィア大会以来10年ぶりに決勝トーナメントへ進出したドイツのベテランが、まさかの準決勝進出。
今大会を通じて誰もが驚かされ続けた存在でした。
歴史、粘り、そして圧倒的な強さ。
マカオ2026の女子ワールドカップは、この競技の素晴らしさをすべて詰め込んだ1週間になりました。
以上がITTFのニュース記事内容です。
原文はこちら→『Wang Chuqin Finally Claims His Crown: World Number One Wins First World Cup Title in Macao』
『Sun Yingsha Makes History: Three Consecutive Women’s World Cup Titles in Macao』
🔽結果速報・トーナメント表・スケジュールはこちらで随時更新
🔽大会概要・出場選手一覧はこちら
🔽2026年の試合スケジュールはこちら


