【卓球ニュース】陳夢と王艺迪がシンガポールスマッシュ女子シングルス2回戦で敗退。中国メディアの報道は？

こんばんは。らっこです。

2023/3/7（火）～3/19（日）の日程で開催中の『シンガポールスマッシュ 2023』の出場中の中国選手についてのニュースです。

3/13（月）に女子シングルス2回戦で世界ランキング2位の陳夢がエリザベタ・サマラ（ルーマニア）に、3位の王艺迪は平野美宇に敗れました。

国技とされる卓球ではどんな大会であろうと優勝が絶対の中国において、この結果は衝撃的なニュースでしょう。

この出来事が中国ではどのように報じられているのか気になったので調べてみました。

陳夢・王艺迪の敗戦により監督・馬琳への批判が高まっている

中国メディアのニュース記事は中国語なので、簡単に日本語でまとめておきます。

→原文はこちら『马琳赶紧歇着吧！指挥陈梦王艺迪全出局，对手赛后的话让国乒羞愧』『马琳背锅！陈梦王艺迪两大力主出局，临场指导欠佳疏解压力无方！』

陳夢の敗戦に関するニュース

・陳夢　2-3　エリザベタ・サマラ（ルーマニア）

前回『シンガポールスマッシュ2022』王者の陳夢はルーマニアのエリザベタ・サマラに敗れました。

今大会の成績はBest32となり、タイトル防衛を果たせませんでした。

第5ゲームで一時は5-1でリードしたものの6連続でポイントを失い、最終的には8-11で敗れました。

多くの中国卓球ファンは、サマラ選手のことを知りません。

この出来事はサッカーの試合でブラジルがブータンに負けたようなもので、非常に驚いています。

また、陳夢は4月に東京2020オリンピックの優勝ポイントを失うため、世界ランキングが4位まで後退します。

上位2位に入れなければ、パリのシングルスに出場することはできません。

次世代の孫穎莎・王曼昱の台頭、さらに陳幸同が躍進していることを考えると、5月の世界選手権で優勝することが陳夢にとっての最後のチャンスになるのではないでしょうか。

王艺迪の敗戦に関するニュース

・王艺迪　2-3　平野美宇

王艺迪は日本の平野美宇に敗れました。

平野美宇は2017年のアジア選手権で丁寧・朱雨玲・陳夢を立て続けに破って優勝しましたが、中国チームが彼女を徹底的に研究したためその後の成績は低迷しました。

今回の対戦でも多くの卓球ファンは平野美宇が勝つとは思っていませんでした。

試合がスタートすると平野選手が2ゲーム先取する展開になるが、王艺迪も2ゲーム返してフルゲームに持ち込みます。

しかし、マッチポイントを握ったものの勝ち切ることができませんでした。

ベンチコーチだった馬琳に関するニュース

今回、陳夢と王艺迪のベンチコーチを務めたのは女子代表監督の馬琳だったが、2人の試合の間隔が非常に短かったことで十分に機能していなかったと思われる。

前回王者である陳夢のプレッシャーを和らげるコーチングができていないのではないか。

王艺迪は『スターコンテンダー ゴア2023』で勝ったものの張本美和に苦戦したが、そこから戦術をどれだけ工夫したのか変化が分からない。

試合後、馬琳監督には「最近は全く勝てていない」「ベンチコーチにならないでほしい」「女子チームを今後どうしていくつもりなのか」など、中国卓球ファンからの批判の声が高まっています。

以上、中国メディアが報じたニュースでした。

中国チームは先日開催された『世界卓球代表 第1回トライアル大会』でも多くの棄権者をだしたことで、選手への体調管理について批判が多く集まっていました。

そんななかでの敗退だったため、選手個人よりも監督の指揮力が指摘されているようですね。

日本の卓球選手もそうですが中国もかなりのハードスケジュールなので、精神的にも体力的にも追い詰められているような気がします。

ここからどのようにチームを立て直してくるのか注目していきましょう。

あと、今回平野美宇選手が王艺迪選手に勝ったことで、さらに徹底的に研究をされそうですね。

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