こんばんは。らっこです。
2019年11月21日(木)~2019年11月24日(日)にシンガポールでT2ダイヤモンドが開催されます。
T2ダイヤモンドは通常大会と違いショーアップされているのが特徴で、エンターテイメント性が高くワクワク感があります。
初めて卓球を鑑賞する方なら、T2ダイヤモンドからお試しするのがおすすめですよ。
また、T2ダイヤモンドでの獲得ポイントは東京オリンピック代表選考に大きな影響が出ます。
選手はオーストリアオープンから連戦となるので、コンディションも大きなカギとなりそうですね。(→オーストリアオープンの結果が知りたい方はこちら)
ネット・BSテレビで見れますので、張り切って応援しましょう!!
- T2ダイヤモンドの概要・出場資格・ルールについて
- T2ダイヤモンドの出場選手
- T2ダイヤモンドの試合日程と放映情報
- T2ダイヤモンドの獲得ポイントと代表選考への影響
目次
T2ダイヤモンドの出場資格・ルールについて
T2ダイヤモンドの出場資格
T2ダイヤモンドの種目は男子シングルスと女子シングルスで、それぞれ16名の選手のトーナメント戦を行い、優勝を目指します。
出場資格はこちらです。
- ワールドツアーランキング(ワールドツアースタンディング)の上位15名
- 開催地枠で1名
ワールドツアーランキングとは、プラチナ大会を含むワールドツアーの成績のランキングです。
世界ランキングには世界選手権・大陸選手権などの成績も含まれますが、ワールドツアーランキングで計上されるのはプラチナ大会を含むワールドツアーの成績だけです。
シンガポール大会の出場者は、10月14日時点(ドイツオープン終了時点)のワールドツアーランキングで決定しました。
T2ダイヤモンドのルール
- 7ゲーム制(4ゲーム先取)
- 1ゲーム11ポイント制(デュースの適用は無し)
- 24分制の独自ルール(24分経過後は、次のゲームから5ポイント制となる)
1試合24分の時間制限があり、24分以降にスタートするゲームは5点先取となります。
また、デュースも無いためスピーディな試合展開となり、一時も目を離せません。
ただ…通常の試合と違って急に1ゲーム11点先取から5点先取になるので、選手は作戦を組み立てるのが大変そうです。
照明などの演出もかなり派手なので、雰囲気に慣れない選手もいるかもしれませんね。
T2ダイヤモンド・シンガポール大会の出場予定選手
それでは、注目の出場予定選手を確認しましょう。
日本選手は男子3名・女性4名が出場予定です。
男子シングルス
- 林 高遠(中国)
- 許 昕(中国)
- 張本 智和(日本)
- ファルク(スウェーデン)
- 梁 靖崑(中国)
- 水 谷隼(日本)
- 林 昀儒(台湾)
- フランツィスカ(ドイツ)
- カルデラノ(ブラジル)
- オフチャロフ(ドイツ)
- チョン ヨンシク(韓国)
- チャン ウジン(韓国)
- 黄鎮廷(中国香港)
- 丹羽 孝希(日本)
- イ サンス(韓国)
- チュウ・クラレンス(シンガポール)
ワールドツアーランキング上位者の馬龍(中国)・樊 振東(中国)・王楚欽(中国)が辞退しました。
そのため、黄鎮廷(中国香港)・丹羽 孝希(日本)・イ サンス(韓国)が繰り上げで出場します。
女子シングルス
- 孫 穎莎(中国)
- 陳 夢(中国)
- 伊藤 美誠(日本)
- 王 曼昱(中国)
- 陳 幸同(中国)
- 丁 寧(中国)
- 平野 美宇(日本)
- 王 芸迪(中国)
- 石川 佳純(日本)
- フォン・ティエンウェイ(シンガポール)
- 朱 雨玲(中国)
- 何 卓佳(中国)
- 佐藤 瞳(日本)
- 鄭 怡静(台湾)
- チョン・ジヒ(韓国)
- ユー・モンユー(シンガポール)
ワールドツアーランキング上位者の劉 詩雯(中国)が辞退しました。
そのため、チョン・ジヒ(韓国)が繰り上げで出場します。
T2ダイヤモンドの試合日程と放映情報
試合日程
T2ダイヤモンドは21(木)~24(日)の4日間で開催されます。
全日にわたり13時スタートと20時スタートで男女各2試合行われるため、油断すると見逃してしまいそうです。
せめて、土日だけでもリアルタイムで観戦したいものですね。
※開始時間は日本時間で表記しています。
日程 | 開始時間 | 種目 |
11.21(木) | 13:00~ | 男女シングルス1回戦(各2試合) |
11.21(木) | 20:00~ | 男女シングルス1回戦(各2試合) |
11.22(金) | 13:00~ | 男女シングルス1回戦(各2試合) |
11.22(金) | 20:00~ | 男女シングルス1回戦(各2試合) |
11.23(土) | 13:00~ | 男女シングルス準々決勝(各2試合) |
11.23(土) | 20:00~ | 男女シングルス準々決勝(各2試合) |
11.24(日) | 13:00~ | 男女シングルス準決勝(各2試合) |
11.24(日) | 20:00~ | 男女シングルス3位決定戦 |
11.24(日) | 3位決定戦終了次第 | 男女シングルス決勝 |
テレビ・ネットでの放映情報
家でも卓球観戦ができます。
テレビ放映は生放送で中継するのは最終日の決勝だけなので、ネットでのLive配信がおすすめです。
【Live配信】
YouTube テレビ東京 卓球チャンネル:日本語実況なし
T2ダイヤモンド LIVE STREAM:日本語実況なし
【テレビ】
BSテレ東:11月21日(木)~2019年11月24日(日) 21時00分~
T2ダイヤモンドの獲得ポイントと代表選考への影響
では、次にT2ダイヤモンドで勝ち進むと何ポイント獲得できて、東京オリンピック2020の代表選考にどんな影響が出るのかを確認していきましょう。
T2ダイヤモンドの獲得ポイントについて
T2ダイヤモンドでの獲得ポイントは以下のとおりです。
ワールドツアーほど多くはありませんが、接戦の代表選考レースを勝ち抜くためには少しでも上位のポイント獲得が望まれます。
- 優勝 1,000ポイント
- 準優勝 800ポイント
- 3位 700ポイント
- 4位 600ポイント
- BEST8 500ポイント
- BEST16 400ポイント
東京オリンピック代表選考への影響
東京オリンピックの代表選考で持ち点となるポイントの計算の仕方を復習しましょう。
- 2019年1月~12月に行われる大会で獲得したポイントの中から、上位の8試合分の合計ポイント
- T2ダイヤモンドで獲得したポイントは上記の8試合分とは別で加算される
ちょっとややこしいのですが、T2ダイヤモンドは純粋にポイント加算される試合だと覚えておきましょう。
では、東京オリンピック代表候補の現在のポイント状況をみていきます。
卓球女子・世界ランキングから代表争いを考察
※代表選考に有効なポイントはオーストリアオープンを反映した最新のポイントです。
女子は伊藤 美誠が年内残り試合の結果に関わらず、上位2位以内に入ることが確定しました。
そのため、平野美宇と石川佳純が残り1枠を巡って戦っています。
二人のポイント差はわずかに65ポイント。
石川選手が平野選手よりも1試合でも多く勝てば逆転するため、まずは負けないことが大切になってきますね。
卓球男子・世界ランキングから代表争いを考察
※代表選考に有効なポイントはオーストリアオープンを反映した最新のポイントです。
男子は張本 智和が年内残り試合の結果に関わらず、上位2位以内に入ることが確定しました。
男子も女子と同じく2選手が激しい代表争いをしています。
水谷 準と丹羽 孝希のポイント差はわずか60ポイント。
当初、丹羽選手はT2ダイヤモンドの出場者リストから外れていたので、水谷選手がリードを広げることが予想されました。
しかし、11/20になって辞退者が3名出たため、繰り上げで丹羽選手の出場が決まりました。
丹羽選手はこのチャンスを活かしたいと意気込んでくるでしょうし、水谷選手にもオリンピックで連続メダルを目指すという目標があります。
うーん。どっちを応援するとかは難しいですね。2枠だけなのが悩ましい…。