こんにちは。らっこです。
『世界卓球選手権成都大会(団体戦)』『WTTチャンピオンズ マカオ』『WTTカップ・ファイナル シンシャン』と中国で行われた3大会が終了しましたね。
日本ではカップ・ファイナル出場選手の帰国が続く一方で、先に戻っていた選手はすでに『WTTコンテンダー ノバ・ゴリツァ』やTリーグに参戦しています。
そんななか、中国チームはほぼ全員が3大会連続出場でしたがその後どうしたのか調べてみたところ…
休息を取らずに11/3(木)スタートの『全国卓球選手権大会』に出場するそうです。
なんとも厳しいスケジュールですね。
この大会には、現役続行するのか今後の動向が注目されていた許昕・劉詩雯も出場します。
それでは、これらのことを報じた中国のニュースをまとめていきます。
中国チームの主力9名は休むことなく『全国卓球選手権大会』に出場!
中国メディアのニュース記事は中国語なので、簡単に日本語でまとめておきます。
→原文はこちら『国乒9位主力再战全国赛!40天连轴转未休息,陈梦王曼昱均有伤病』
中国代表の主力9名が全国卓球選手権大会に出場!休むことなく試合期間が連続40日間続く。陳夢・王曼昱らの怪我が気がかり。
中国代表チームは、『世界卓球選手権成都大会(団体戦)』に続き、10月のWTTの2大会でも全種目優勝という快挙を成し遂げました。
10月の連戦後、代表メンバーは十分な休息をとって次戦の『第33回ITTF-ATTUアジアカップ2022』に臨むと予想されました。
しかし、最近発表されたスケジュールによると、代表メンバーは新郷(シンシャン)から湖北省へ直接移動して11/3スタートの『全国卓球選手権大会』に備えます。
代表チームの主力選手は休むことができない状況ですが、各省のために戦い続けます。
代表メンバーにとって競争力を高めるために試合への出場は重要です。
特に樊振東や陳夢は10月の国際大会で優勝を逃しましたが、『全国卓球選手権大会』の優勝はWTTの優勝より価値があると言えます。
なぜなら、今大会はオリンピックよりも優勝することが難しく、ここで勝つことによって再度存在感を示すことが出来ます。
リベンジの機会があるという意味では良いことなのでしょう。
しかし、『世界卓球選手権成都大会(団体戦)』の直前練習も含め40日以上代表メンバーが稼働している一方で、代表以外の卓球選手は十分な準備期間・休息を与えられました。
また、多くの卓球ファンは代表メンバーの怪我や今後の体調について心配しています。
トップクラスのアスリートはどこかしらに怪我をかかえているものですが、無理なスケジュールによってさらに悪化する可能性もあります。
陳夢は過去に肩の炎症で大会を棄権したことがあり、王曼昱も足に大量の包帯を巻きながら試合に臨んだことがあります。
彼女たちが再度怪我によって苦しむのではないかと懸念されています。
今回、代表メンバーはエントリーリストに入っており出場するのは決定していますが、怪我なく終わってくれることを願います。
さらに、大会終了後は十分な休息ができるようなフォロー体勢を整えてほしいものです。
『全国卓球選手権大会』に許昕・劉詩雯の参加が決定!
中国ではテレビで大会の全日程(10日間)を生放送されるという記事なのですが、そのなかで許昕・劉詩雯に関する内容を抜粋して紹介します。
→原文はこちら『连续10天直播!全国乒乓球锦标赛赛程,许昕刘诗雯等人都参加』
許昕・劉詩雯らが参戦します!
2022年の『全国卓球選手権大会』は11/3~12の10日間開催されます。
すでに現地で調整を進めている参加選手もいます。
中国代表の主力メンバーである馬龍・樊振東・王楚欽・孫穎莎・陳夢・王曼昱らも『WTTカップ・ファイナル シンシャン』終了後、湖北省へ移動しました。
また、許昕・劉詩雯が『全国卓球選手権大会』へ出場し、混合ダブルスでペアを組むという朗報も入っています。
他の参加選手も大会開幕に向けて続々と到着することでしょう。
以上、中国メディアが報じたニュースでした。
日本の卓球選手にたいしても思うのですが、中国の卓球選手もなかなかのハードスケジュールですね。
中国国内の争いが熾烈なので今後も代表チームに入るためには出場する必要があるのかもしれませんが、体調が心配というコメントが多いようです。
その一方で、許昕・劉詩雯の両選手は「もう現役で試合に出ないのでは?」と注目されていましたが、出場が発表され現地ファンも楽しみにしています。
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