9/10追記
WTTコンテンダーマスカットの結果を追記しました。
こんにちは。らっこです。
2022/9/30(火)に開幕する世界卓球選手権(団体戦)が近づいてきましたね!
8/24には中国チームの代表選考方法が発表され、出場選手の一部が判明しました。
男子団体は9連覇中、女子団体は4連覇中の中国は、どんな選手を選出するのでしょうか。
とっても気になります!!
中国卓球協会の発表記事は中国語なので、簡単に日本語でまとめておきます。
世界選手権(団体戦)中国チームの選考方法について
中国卓球協会は、2022世界卓球選手権成都大会(団体戦)の選考方法を発表しました。
- 世界ランキング上位から男女各4名を選出
- 選考会にて5人目を選出
上記の方針になった理由については、中国卓球協会の事務局長・男子ヘッドコーチが回答。
「中国チームは2022年度の国際大会に複数回参加し、選手は世界各国の主要選手と対戦することができました。最新の世界ランキングは選手の強さが正確に反映されていると判断しました。チーム会議をした結果、全会一致で世界ランキングを選考基準とすることに決定しました。」
残りの男女各1名は中国卓球代表チーム内でのトライアルで決定する予定になっています。
世界ランキング上位から男女各4名を選出
2022年8月23日発表の世界ランキング(WR)から、上位4名の選手が出場権を獲得しました。
【男子団体代表4名】
- WR1 樊振東(ハン・シントウ/FAN Zhendong)
- WR2 馬龍(マ・ロン/MA Long)
- WR3 梁靖崑(リャン・ジンクン/LIANG Jingkun )
- WR11 王楚欽(ワン・チューチン/WANG Chuqin )
【女子団体代表4名】
- WR1 孫穎莎(ソン・エイサ/SUN Yingsha )
- WR2 陳夢(チェン・ムン/CHEN Meng)
- WR3 王曼昱(ワン・マンユ/WANG Manyu)
- WR4 王艺迪(ワン・イーディ/WANG Yidi)
選考会にて5人目を選出
世界卓球団体戦は5名1チームなので、残りの男女各1枠を獲得するための選考が行われます。
選考対象となる選手の条件がこちら
- 世界ランキング上位50位以内の選手
- 2022年中東シリーズ優勝の選手
- 2022年ヨーロッパサマーシリーズ優勝の選手
ただし、男子と女子では選考方法が違います。
【男子の選考】
男子で条件を満たしている選手は6名
- 林高遠(リン・コウエン/LIN Gaoyuan)
- 向鵬(XIANG Peng)
- 袁励岑(YUAN Licen)
- 劉丁碩(Liu Dingshuo)
- 林詩棟(Lin Shidong)
- 趙子豪(Zhao Zihao)
成都での代表合宿中の9/3・9/4に、総当たり戦(5ゲームマッチ)で代表1名を決定する。
9/6追記:選考会結果
選考会(総当たり戦)が終了し、林高遠(リン・コウエン/LIN Gaoyuan)が代表権を獲得!
【女子の選考】
女子で条件を満たしている選手は7名
- 〇范思琦(中国)(ファン ・スーチー/FAN Siqi)
- 〇張瑞(チャン・ルイ/ZHANG Rui)
- 〇劉煒珊(リュウウェイシャン/LIU Weishan)
- 〇蒯曼(クアイ・マン/KUAI Man)
- 〇何卓佳(HE Zhuojia)
- ☆陳幸同(チェン シントン/CHEN Xingtong )
- ☆銭天一(QIAN Tianyi)
〇印の5名は成都での代表合宿中の9/3・9/4に総当たり戦(5ゲームマッチ)を行い、勝者は代表候補選手となる。
☆印の2名は代表合宿ではなく「WTTコンテンダー マスカット(9/5~10)」に出場し、優勝すれば代表決定。
マスカットで優勝者がいない場合は、〇印の代表候補選手が代表に決定。
9/6追記:選考会結果
選考会(総当たり戦)が終了し、蒯曼(クアイ・マン/KUAI Man)が代表候補選手に。
9/10追記:WTTコンテンダーマスカット結果
陳幸同が女子シングルスで優勝し、代表権を獲得!!
女子5人目の選考がこのようなかたちになった理由は女子チームのコーチが回答しています。
「陳幸同・銭天一も実力的に女子5番手のリストに入っている。総当たり戦には参加できないが、WTTコンテンダー マスカットには各国の主要選手が出場予定である。そこで優勝するということは、強さと対戦相手への勝率の高さを証明することになる。」
5人目の中国代表の最終選考結果は9/11に中国卓球協会の公式サイトで発表予定だそうです。
日本と中国の選考方法の違いについて
ここからは、このニュースを読んだ感想のようなものなのですが…。
中国はかなりぎりぎりに決めるんだなぁという印象です。
日本の場合、世界卓球がもともとは4月に開催予定だったため、3月に代表が決定しました。
- 早めに決まると、選手が試合スケジュール・コンディションの調整をしやすい。
- 大会直前に決まると、その時点で最も強いチーム編成ができる。
うーん。どちらがいいのか私にはよく分からないのですが、日本も元々の日程ならぎりぎりに決まっていたはず。
コロナの延期でこういう流れになりましたが、ここまで代表決定から大会まで日があくのはイレギュラーなのでしょうね。
あと話は変わるのですが、中国のニュースによると劉詩雯(リュウ・シブン/Liu Shiwen )選手が代表5人目の選考会に呼ばれていないことに中国の卓球ファンから不満が上がっていたそうです。
選考に入らなかった理由は、中国チームは世代交代を進めており30代の劉詩雯選手よりも若手選手を育てていきたい意向だから。
チームとして世界選手権やオリンピックで勝ち続けるためには必要なことなんでしょうね。
卓球に限らずよくある話なのですが、少し寂しく感じてしまいます。
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